7月20日編
あぁ~、、1つ、、1つ時代が終わってくね!
軽快な女声スキャットで始まるテレビ界初の深夜ワイドショー「11PM」
(日本テレビ系)は衝撃的だった。それまでテレビではタブー視されていた
マージャン、競馬といったギャンブル系の遊びや、釣り、ゴルフ、ボウリング
などのレジャーが次々登場した。カバーガールがにっこりほほ笑み、当時
15歳の由美かおるが歌って踊る清潔なお色気路線も魅力の番組だった。
「俗悪番組」とたたかれながらも1965年11月から90年3月まで
25年続き、そのうち20年間、司会を務め番組の顔となったのが大橋
巨泉さんだった。
当初は構成作家として参加した。「夜でなければできないものを」と
相談を受けて作ったのがマージャンのコーナー。「非難ごうごうで1~2回
で終わると思っていたら、もっとやろうとなって、お前が司会もやれと。
裏文化、サブカルチャーを初めてマスメディアに乗せた存在価値があった
と思います」。99年秋に放送された一晩だけの復活特番の直前、あの笑い
を含んだ陽気な声で誇らしげに語った。
「お色気番組の元祖」と言われがちだが、巨泉さんの真骨頂は、落首や
狂歌のように、軟派番組の中に政治や社会への批判を突きつける硬派企画
を挟み込んだ反骨精神だ。
従軍慰安婦や公害、返還前の沖縄の現実といった硬派ネタから、ストリップ、
UFO、超能力、アングラ芝居などの軟派ネタまで取り上げた。「僕は、
日ごろ新聞の社説を読まない人に、政治や経済の問題に興味を持ってもら
おうとシリーズを続けたんですよ」とも明かした。
もう一つ、テレビ文化を豊かにした功績がある。「クイズダービー」
「世界まるごとHOWマッチ」(ともにTBS系)を、軽妙洒脱(しゃだつ)
なスタジオトークを生かして、家族で楽しめる良質な娯楽番組に育てたことだ。
17年前のインタビューの最後に、こう話していた。「当時のイレブンでは、
人が取り上げていないもの、他でやっていないものを次々とやった。今の
テレビの堕落の原因は、そこが欠けていることにあると思いますよ」。
愛するテレビへの遺言となった。
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「1番・中堅」で先発した大島は初回、この試合で今季初登板初先発を果たした広島の右腕・大瀬良から右翼スタンドへ先頭打者本塁打となる3号ソロを放つと、2回には2死走者なしから左中間へ二塁打を放ち、エルナンデスの中前適時打で生還。
4回には、この回から登板した2番手の九里から左中間へ三塁打を放って早くも大記録に“リーチ”をかけると、6回、先頭打者として入った第4打席で九里から左前へ安打を放ってあっさり自身初となるサイクル安打を達成した。
サイクル安打は広島のロサリオが2014年9月2日の巨人戦(長野)で達成して以来、史上64人目(68回目)。中日では、2004年4月13日の巨人戦(東京D)でアレックスがマークして以来12年ぶり7人目の快挙となった。